本物の地図を通じてTempescopeを操作できるようにしてみました。
世界地図にコンパスを置くと、その場所の天気が見れちゃう。 |
コンパスを地図の上に置く事で、その場所の天気をTempescopeで表示するという簡単なデモです。
セットアップ
(1) 地図、Tempescope、そしてコンパス的なものを用意しましょう。
地図は古っぽいほうが感じ出ます。(立川のおしゃれな小物屋さんで¥500でした)
コンパスじゃなくてもいいです。船の模型とか、浮球とか、航海士が手にしてそうなものだったらなんでも雰囲気出ると思います。
地図とTempescope |
軍艦の模型とかでもいい。本当は帆船が良かった。 |
(2) カメラを設置しましょう
地図の全体が見えればどこでもいいです。あとで台形補正するので、適当に置きましょう。
椅子の上の、結婚式の2次会で当てたフルーツスムージー作るやつの上の、カメラ。関係ないけど机はIkeaです。ダイニングルームが小さい家におすすめのダイニングテーブルです。 |
カメラで撮影した画像は、当然台形に歪んでます。ここから画像の位置を地図の位置情報にマッピングしないといけないので、台形補正しましょう。やり方分かんない人はホモグラフィー行列とか検索しましょう。
地図領域の選択。今回はめんどいので手入力で設定。地図をSURFとかで認識して自動化してもいいよ。 |
台形補正の結果。あんなにカメラが斜から撮ってても、補正しちゃえば割と奇麗に見えるんだなあ。 |
航海士が位置を示すために地図上に置くコンパス(か帆船か浮球)を認識しましょう。
ここでもまたオブジェクト認識してもいいし、
今回はめんどいので画像の差分からゴニョゴニョしてオブジェクトを見つけました。
そうすると、以下画像みたいにコンパスが置かれた場所が奇麗に取得できます。
「バーコードのマーカー置いてARToolKit使えばいいじゃん」みたいな声が聞こえてきそうですが、マーカーはダサいんです。古物っぽい地図の雰囲気にそぐいません。ていうかマーカーがそぐう場所なんて今のとこ見た事無いです。やめましょう。マーカーレス万歳。
見つけたコンパスの周りに青い線を引いてます。 |
(5) で、Tempescopeで再生
コンパスが置かれた地図の場所に対する位置情報を計算します。
(地図の図法があんまり変態なのじゃなければ、簡単なはずです。まあメルカトルの地図買ってくるのが一番楽だと思います。)
そしてWunderground APIでその位置の天気を検索し、その天気をTempescopeに送って「再生」しましょう。
実際に遊んでる動画を以下に貼ります。
PCの画面は本当は必要ないんですが、分かりやすさのために置いてます。
サクサク動いてますでしょ。
まとめ
・アンティークと情報処理の融合って素敵。古びた図書館とかに置いてあってもアリな気がする。
・TempescopeをPC から無線で操作できるようにしてて良かった。
・地図に何を置いたら「っぽい」のだろう?その辺のセンスが欲しい。
・もっと地面の雰囲気も再現できたら、旅行っぽさが出る気がする。海だったら荒波とか、サバンナだったら草原とか。