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2016年2月24日水曜日

「自分以外から見えない」ブックライトを作った

最近寝る前に本を読む機会が減ってしまいました。
子供が隣で寝ているため、読書用のライト(ブックライト)を点けられなくなったからです。
市販のブックライト。眩しいので周りから怒られる。
そこで、「自分以外からは見えない」ブックライトというものを発明してみました。

読んでいる人からは煌々と照らされているように見えますが、

隣から見ると、ライトが点いているのが分からないレベルです。


不思議ですね。正面以外の角度から見ると急に暗くなります。これなら周りを邪魔する心配はありません。


作り方

こちらの動画にもまとめてあります:

(1) フレームを作る。
僕は木を切って作りましたが、3Dプリントでもなんでもいいです。
寸法は、読みたい本のサイズを考えながら計算しましょう。
そこに、テープ型LEDを設置します。
今回使ったのはLED Paradiseの3216chipLED 10連基板(¥780)です。
3Vで動き、そこそこ明るいのでおすすめです。
 

(2) 覗き見防止フィルムを貼る
ここがキモです。
覗き見防止フィルムを買ってきましょう。
ハードカバーの本のためにはタブレット用のフィルムがぴったり(¥6720)でした。結構高いです。
覗き見防止フィルムは、フィルムに対して直角の光は通し、角度のある光は遮断する働きをします。
これをLEDの上から貼ることで、正面(読者が居る方向)のみに光を出し、周りには光を漏らさないようにすることができます。


(3) ページめくりスイッチ
このままだと、一つ大きな弱点があります。
それは、ページをめくる時(ライトを本から持ち上げた時)に下から光を漏らしてしまうことです。ページめくりのたびにスイッチを一々切るのも面倒ですよね。
そこで、筐体の下部にタクトスイッチを設置し、本体がページから離れるとOFFになるようにしました。
こうすればページめくりの時は勝手にLEDが消えるので、周りに迷惑かけることがありません。


以上で完成です。


今回やってませんが、タクトスイッチを筐体の上部にもつけて、押された時にLEDが消えるようにすれば、本の間に(しおりとして)閉じると勝手にLEDが消えるってことも出来るんじゃないかと思います。
また、何らかのセンサ(加速度センサとか)を入れて読者が寝落ちしたことを検知し、勝手にLEDが消えるようにするというのもアリですね。

赤ちゃんが隣で寝ている時、
飛行機や病室で隣の人を気にせずに本を読みたい時、
敵地で地図を読みたい時など、
周りに光を漏らしたくない様々な状況に結構使えるんじゃないかと思います。
少なくとも僕はこれで本が読めるようになりました。
興味ある方は是非作ってみてください。

2 件のコメント:

  1. やじうまWatch経由で見に来ました。
    便利そうなので私も作ってみようかな。

    加速度センサを使わなくても、タクトスイッチがON状態のまま一定時間経過したら寝落ちと判断してLEDをOFFで良いかも?
    同じページを長時間読むことは殆どないし、読んでいるなら離してまた置けば十分ですし。

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  2. 照らされた眼鏡が煌々と光るのではないかと推測

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