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2012年5月13日日曜日

第三回 クックパッド開発コンテスト投稿作品『俺新聞』 その1(アイディア出し編)

概要

毎年恒例のクックパッド24時間コンテスト、今年のお題は「一日の終わりを楽しくするもの」。
今回作った「俺新聞」開発の流れを(寝てない頭で思い出せる限り)記録します。
#多分寝たら忘れる・・・

本稿は「どうやって『俺新聞』に行き着いたか」のお話。
次稿(開発編)では「どうやって開発したか+結果表示」です。



どういう風に考えたか(超絶読飛ばしてもいい部分)
一日の終わりって何する時間だろう?考えつく限り挙げて分類してみた。
(1)「今日を振り返る時間」(反省したり、ニンマリしたり、それを人に伝えたり)
(2)「明日への準備をする時間」(服用意したり、明日のプレゼンの資料最終チェックしたり)
(3)「帳尻合わせ」(今日運動してないからせめて最後に腕立て伏せしよう・・・)
(4)「イベント(その他)」(「夜勤の人起こさなきゃ」「24時間コンテスト終わったよ寝よう!」とか)

このうち、(2)は「楽しくする」というより「不安の解消」の要素が大きいので却下。
(3)も、マイナスを0にしようと取り繕っていて楽しさは感じないので却下。
(1)をまじめに考えて、(4)は何か突発的に思いついたら程度にしよう、と決めました。なんとなく。

じゃあ従来の振り返りの手段ってなんだろう?
日記?
電話で人に伝える?
自分の日記(三日坊主だが)を書いた経験では、既に知ってることをつらつら書いているだけで、ログ以上の有用性や楽しさは感じなかった。
電話は、相手にうまく自分が思ってることを説明できて、自分が思っていなかった考え方を相手が提示してくれたら少し楽しい。
というわけで、従来の振り返りの手段ってのはあんまり楽しくない。

なんとなく、振り返りを楽しくするためには自分で振り返っていてはだめなのでは? と考えた。

じゃあ他者に自分の今日を振り返ってもらう手段って何があるだろう?
このへんで具体的な案に落とし込んだ:
(1) 他人日記
→Facebookとかでみんな日記を書けばいい。でも「自分に関する日記」じゃなくて、「他人に関することだけ」書く日記。「@hogehoge が今日打ち合わせでいいこと言ってたけど、あれは俺のパクり」とか。
そして各人は、自分について書かれた文がaggregateされた、「自分への意見」日記を毎晩見ることで、他人目線での今日を振り返る
メリットデメリット:
○ 人の目線は気になるので楽しいかも
    × 本当に思ったこと書いてくれるのか?
× 俺友達少ないから誰も書いてくんないぞ。
(2) センサ日記
→センサ情報(GPSとか加速度センサとか)を常時継続的に身につけていたら、真に「客観的な」日記が作れるんじゃない?(まあ、要は、ライフログだ)
○ 客観的は客観的
× でもライフログは色々仕事柄付けてるけど、本当に楽しいのか?ただのセンサ情報見せるだけじゃつまらんぞ。
× 24時間で作れるか!?

以上の2候補から、「友達が少ない」というのが決定打になり(2)に決めた。
作れる作れないは、作れる範囲でやりゃいい。
楽しくする方法は次に考える。

従来の(仕事柄やってるような)ライフログがピンと来ないのは、やはりCG(生成されたグラフィクス)だといまいち心に訴えかけてこないからだと考えた。
やはり文字にしないと伝わらない暖かみってもんが、何となくあるんじゃないかと。
そこですぐに思いつくのが日記文章の自動生成だが、せっかく客観データに基づいているのに「第一人称」の文章書いてたらもったいないんじゃないか。
じゃあ客観的に人の行動を説明して、かつ心に訴えかけてくる媒体ってなんだろう。
一つは小説。でも俺文才ないし、小説文章の自動化なんてできねーよ。
しかも小説は感情に関する記述が多すぎて、今回センシング出来そうな「固い行動」(歩いた、走った、車乗った)とは親和性が悪いのでは。
じゃあ新聞でよく見る、「○○首相 帰国」『○○首相は米主脳との会談を経て〜〜」みたいな文章なんかどうだろうか?
(1) そこそこ定型化されているので文才なくてもいい
(2) 感情が入ってない(入っちゃいけない)
(3) 的確に誰かの行動を言い表せる
(4) みんな読慣れてる
(5) 自分の生活が新聞調で記述されてたら、なんかセレブな気分になれるんじゃね!?
といういいこと尽くめな気がしてきたので、今回の開発項目を以下のように決定:
『俺新聞』
センサ情報(とりあえず、主にGPS)から対象者の24時間の行動を測定、その日の特徴的な何かを抽出し、新聞で要人の動向を説明する時の口調で出力する。
細かい仕様:
・説明の内容は「代表的」かつ「いい感じに手抜き」(情報量を削ぎ落す)
  →例えば「国分寺駅から121.3m北北西に移動したあと西北西に11.4m移動」ではなく、「auショップに行った」
・定量的な嘘は言わない、でも目的は「楽しく」させることなので、人のとりかたによってはあり得る嘘はつく。
  →右行ったのに左行ったというのはNG。でも「夕方にかけて笑顔が増え、」とかならいいんじゃない?
・「明らかに特徴的な日」と「平凡な日」は分けて考えた方がいい?
  →「旅行に行った」みたいな特徴的な日は放っておいても振り返りは楽しい。これは思い出しのサポートぐらいでいいんじゃん?
   「会社行って夕飯食って帰った」みたいな平凡な日こそ、本腰入れて楽しくする方法を考えるべき。

パチパチパチ(この時点で15:30ぐらい)

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