1Click飲みRomoCartTempescope色色[:iroiro]Other Projects

2014年12月22日月曜日

iPhoneをサーモカメラにできるFLIR ONEを遊び倒してみた


こんにちは。河本です。
ちょっとクリスマスには早いですが、長らく欲しかったFLIR ONEが手に入ったので遊び倒してみました。


FLIR ONEで見れば排気ガスが熱いのが見える!

FLIR ONEってなに?

こいつです:

*日本だと並行輸入品でしか買えないので高いです。国内で販売が始まるのを待ったほうがいいです。

iPhoneに装着するだけで、↑みたいな熱画像が撮影できるようになるiPhoneカバーです。
今のところ0℃から100℃の間で120x160ピクセルの画像が撮れるっぽいです。


なにができるの?

FLIR ONEをもって色々撮ってみました。
街を見ると、人がくっきり見える
車はエンジンとタイヤが熱い!


スーパーにて。レンコンだけ冷たい。陳列したばかり?

鍋が熱い!
Arduino UNO
駐車場を見下ろすと、さっきまで走ってた車がわかる
冷え性の僕(左)と妻(右)
赤ちゃん超かわいい。


FLIR ONE×プロジェクタで「熱さ」が見える机を作ってみた

こんなハックもできます。
FLIR ONEの出力をプロジェクタで投影することで、物の熱さが見える机を作って見ました。
見た目が同じでも違う温度の水が入ったグラスが違う色になったり、
熱湯と氷水をトレーに入れると、少しずつ混ざり合う様子が可視化されて面白いです。
食べ物を冷まして子供に食べさせるのにも使えそうですね。
これを実装したアプリやプロジェクションマッピングのサーバのソースを欲しい人がいたら連絡ください。


不満たらたら

以下、改善して欲しい点:
カメラを認識するまでの時間が遅すぎる。公式アプリでも自作アプリでも、カメラへの接続を開始してからちゃんと認識するまでボタンを押しまくったりして平均20~30秒ぐらいかかります。即応性がないと、「いざ」という時に接続ができなくて困りそうです。
iPhoneを充電してくれるわけではない。iPhoneカバーとしては特大サイズですが、追加バッテリーと思えばそこまで酷くはありません。しかしFLIR ONE自身は自分用のバッテリを積んでいるにもかかわらず、iPhoneは充電されません。何故そうした。
着けたままだとiPhoneを充電できないし、デバッグが面倒。FLIR ONEを着けていると、iPhoneの充電口がふさがれてしまいます。その結果、FLIR ONEを着けたままではiPhoneの充電もできないですし、PCに接続してデバッグすることもできません。↑のプロジェクションマッピングを作るためには、わざわざログをネットワークに吐き出すモジュールを作りました。面倒。

色々直して欲しい点はありますが、街や世界を今までと全く違った視点で見れるのは本当に楽しい体験です。
まだ国内で買うと高いですが、是非みなさんも機会を見つけて遊んでみてください。

1 件のコメント:

  1. プロジェクションマッピング、とても面白いです。作成されたコードを使わせて頂きたいです。

    返信削除